カンボジア アジア大会2026:eスポーツ予選突破が新たな存在感を示す
「アンコール・ウォリアーズ」がミャンマー、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ラオスを破って本大会出場を決めた一方、伝統的な格闘技の代表選手団はまだ確定していない。
カンボジアのアジア大会成績
カンボジアの2023年杭州大会での唯一のメダルは、空手女子形団体(タット・チェンホーン、オウン・スレイダー、プティア・スレイヌチの3選手)が獲得した銅メダルだった。2018年ジャカルタ・パレンバン大会はカンボジア史上最高の成績で、金メダル2個(ジェットスキー競技のサリー・オウ・ムット選手、柔術女子寝技49kg級のジェサ・カーン選手)に加え、銅メダル1個を獲得している。
| 大会 | 金 | 銀 | 銅 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年 ジャカルタ・パレンバン | 2 | 0 | 1 | 3 |
| 2022/23年 杭州 | 0 | 0 | 1 | 1 |
出典:Wikipedia「Cambodia at the 2018 Asian Games」「Cambodia at the 2022 Asian Games」
カンボジアの得意競技
空手はカンボジアに直近のアジア大会メダルをもたらした競技であり、2023年の銅メダルは女子形団体によるものだった。2018年の金メダル2個はジェットスキーと柔術という異なる2競技から生まれており、特定の一種目に依存しない多様な強みを示している。なお、東南アジア競技大会(SEAゲームズ)レベルではクン・クメール(カンボジア式キックボクシング)やボカトー(伝統武術)が国内で高い人気と実績を誇るが、入手可能な記録によればこれらの競技はカンボジアにアジア大会メダルをもたらしたことはこれまでのところない——過大評価しないよう付記しておく。
カンボジアの競技別代表選手団
カンボジアの2026年大会に向けて現時点で最も具体的な出場確定はeスポーツで、東南アジア地域予選を勝ち抜いた「アンコール・ウォリアーズ」(Mobile Legends: Bang Bang)が本大会出場権を獲得している。
公式連盟・報道で確定済み
| 競技 | 状況 |
|---|---|
| eスポーツ(Mobile Legends: Bang Bang、「アンコール・ウォリアーズ」) | 予選突破・本大会出場確定——東南アジア地域予選でミャンマー、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ラオスを撃破。個々の選手名は入手可能な情報源では確認できなかった |
報道はあるが正式発表待ち
| 競技 | 備考 |
|---|---|
| 国家スポーツ訓練センターのイエン・キシヴタ所長が、水泳、陸上競技、ボクシング、柔術、柔道、空手、テコンドー(世界テコンドー連盟系)、トライアスロン、レスリング、テクボールの計10競技に加えeスポーツを重点強化競技として発表しているが、個々の選手名はまだ確定していない | |
出場確定・代表未発表
| 競技 |
|---|
| クン・クメール、ボカトー(アジア大会種目としての採用実績・メダル実績は確認できていない) |
注目トピック
eスポーツが先陣を切る。 「アンコール・ウォリアーズ」がミャンマー、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ラオスという東南アジアの強豪を相手に予選を全勝で突破したことは、カンボジアの2026年大会に向けた最も具体的な成果であり、競技ゲーミングが同国の新たな強化領域として台頭していることを示している。
伝統競技の代表発表待ち。 国家スポーツ訓練センターが水泳、陸上競技、格闘技系種目を含む11競技を重点強化競技として発表しているものの、個々の選手名はまだ公表されておらず、2023年の空手銅メダルを支えた選手たちが2026年にも代表復帰するかは未確定のままである。
