カザフスタン アジア大会2026:レスリングの層の厚さと代表選手団
カザフスタンは愛知・名古屋大会で、ボクシング、レスリング、柔道、陸上競技、競泳、アーチェリーでのメダル獲得を目指しています。競技別に判明しているカザフスタンの2026年代表選手団の最新情報をまとめました。
カザフスタンのアジア大会実績
カザフスタンの総メダル数は2018年の76個から2023年は80個へとやや増加しましたが、金メダル数と総合順位はともに9位・15個から11位・10個へと後退しました。銀・銅メダルの獲得は増えたものの、金への転換率は下がっていることを示しています。
| 大会 | 順位 | 金 | 銀 | 銅 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年 ジャカルタ・パレンバン | 9位 | 15 | 17 | 44 | 76 |
| 2022/23年 杭州 | 11位 | 10 | 22 | 48 | 80 |
出典:Wikipedia「カザフスタンと2018年アジア大会」「カザフスタンと2022年アジア大会」
カザフスタンが特に強い競技
レスリング(フリースタイル・グレコローマン)はカザフスタン最大のメダル獲得源で、柔道、ウエイトリフティング、ボクシング、自転車、陸上競技が続きます。カヌー、フェンシング、射撃、テコンドー、そしてサンボ、柔術、クラッシュ、武術といったオリンピック非採用の格闘技も準主力です。カザフスタン国内スポーツ委員会は、ボクシング、レスリング、柔道、陸上競技、競泳、アーチェリーを2026年の重点メダル獲得競技として公式に指定しています。
競技別 代表選手団(公式発表状況)
カザフスタンの各競技連盟はいくつかの競技でフルロースターを発表済みです。皮肉にも同国最大のメダル獲得源であるレスリングは、最新報道時点でレーティング大会を経てなお選考中です。
公式連盟・報道で確定済み
| 競技 | 主な選手 | 状況 |
|---|---|---|
| 柔道 | 14名(男7・女7)のフルロースター。エルドス・スメトフ、グスマン・キルギズバエフ、アビバ・アブザキノワ | 確定 |
| アーチェリー | 12名のフルロースター。イルファット・アブドゥリン、アレクサンドラ・ゼムリャノワ、アンドレイ・チュチュン | 確定 |
| ボクシング(女子) | 5名。オリンピック2大会連続銅メダリストのナジム・キザイバイを含む | 確定 |
| 馬術 | 障害飛越4名。オレグ・ソコレンコ、ライサ・ソコレンコ | 確定 |
| 射撃 | 公式発表でチームの存在は確定しているが、個別選手名はアクセス可能な情報源では未公表 | 確定(チームのみ) |
報道はあるが正式発表待ち
| 競技 | 備考 |
|---|---|
| レスリング(フリースタイル) | ヘッドコーチは「主力構成はすでに固まりつつある」と発言し、アラン・オラルベク、バクダウレット・アキムジャンらの名が挙がっているが、最終代表はレーティング大会2試合を経て決定予定 |
| レスリング(グレコローマン) | デメウ・ジャドラエフ、メイルジャン・シェルマハンベクらがブダペストでのレーティング大会を経て階級別に選考中 |
| 陸上競技 | 最新報道時点でアスタナで代表選考会が進行中。確定した大会代表は未発見 |
| ボクシング(男子)、ウエイトリフティング、体操、自転車、テコンドー | 2026年アジア選手権またはジュニア・ユース予選の代表のみ公表されており、シニアのアジア大会代表としての確定は未確認。ただし多くの選手がそのまま選出される可能性はある |
出場確定・代表未発表
| 競技 |
|---|
| フェンシング、武術、カヌー、ボート、競泳、空手、クラッシュ、セーリング、ラグビー7人制 |
注目トピック
柔道は再びエルドス・スメトフが牽引:カザフスタン柔道界最多のメダル獲得者が、確定済みの14名フルロースターの中心。コーチ陣内では選出を巡り層の厚さについて一部議論もあったと報じられています。
ナジム・キザイバイが女子ボクシングの柱に:オリンピック2大会連続銅メダリストが、新たに確定した5名の女子ボクシング代表を牽引します。
レスリングの選考が長引く:2023年だけで23個のメダルを獲得した、カザフスタン史上最大のメダル獲得源であるにもかかわらず、フリースタイル・グレコローマンとも大会数週間前の時点でレーティング大会を経てなお最終代表が確定していません。「間に合うのか」という点で注目のストーリーです。
複数連盟でなお続く選考ドラマ:レスリング、陸上競技、体操などはまだ選考会・予選段階にあり、代表が確定済みの柔道、アーチェリー、女子ボクシング、馬術とは対照的です。「誰が最後の枠を勝ち取るか」という大会直前の見どころとなっています。
