ヨルダン アジア大会2026:テコンドー・空手を軸とする16競技体制
ヨルダンは、層の厚い格闘技プログラムと躍進中のバスケットボール代表チームを武器に、2018年以来となるアジア大会金メダルを目指して愛知・名古屋大会に臨む。
ヨルダンのアジア大会成績
ヨルダンのメダル数は、当時過去最多だった2018年の12個から杭州大会では9個へとわずかに減少し、代表団は久々に金メダルなしという結果に終わった。杭州大会のメダルは、テコンドー(サレハ・シャラバティとザイド・ムスタファが銀、ザイド・ハラワニが銅)、空手(ハサン・マサルウェやアブドラ・ハマドを含む各階級で計5個のメダル)、そして歴史的な男子バスケットボールの銀メダル——ヨルダンにとって史上初のアジア大会バスケットボール決勝進出——から生まれた。
| 大会 | 順位 | 金 | 銀 | 銅 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年 ジャカルタ・パレンバン | 23位 | 2 | 1 | 9 | 12 |
| 2022/23年 杭州 | 28位 | 0 | 5 | 4 | 9 |
出典:Wikipedia「Jordan at the 2018 Asian Games」「Jordan at the 2022 Asian Games」、Jordan Times紙報道
ヨルダンの得意競技
テコンドーは他を大きく引き離すヨルダンの中心競技であり、同国の歴代総メダル54個のうち27個を占め、これに空手の13個が続く。この競技におけるヨルダン最大の世界的スターは2016年リオ五輪-68kg級金メダリストのアフマド・アブガウシュだが、アジア大会そのものへの出場歴、そして2026年出場の可否は未確認である。歴史的なスターとしては、アジア大会テコンドー種目で金メダルを獲得した初のヨルダン人女性であるマナール・シャース(2010年)や、2018年に個人テコンドーで金メダルを獲得したジュリアナ・アル・サディクが挙げられる。
ヨルダンの競技別代表選手団
ヨルダンオリンピック委員会は2026年の出場競技を全て確定させているが、個々の選手指名についてはまだ発表されていない。
公式連盟・報道で確定済み
| 競技 | 主な選手名 | 状況 |
|---|---|---|
| 2026年大会に向けて個々に公式確定したヨルダン選手はまだいない | ||
報道はあるが正式発表待ち
| 競技 | 備考 |
|---|---|
| eスポーツ | ヨルダンオリンピック委員会は同国のeスポーツチームが本大会出場権を獲得したと発表したが、個別のチーム名・選手名は入手可能な情報源では確認できなかった |
| 空手 | ヨルダン空手代表チームは2024年アジア選手権で金(アブドゥル・ラフマン・アル・マサトファ、67kg級)と銀(オマル・シャクラ、55kg未満級)を獲得しており、2026年代表の核となり得るが未確定 |
出場確定・代表未発表
| 競技 |
|---|
| テコンドー、ボクシング、バスケットボール、体操、トライアスロン、自転車競技、重量挙げ、馬術、柔道、フェンシング、テニス、総合格闘技、スカッシュ、クライミング |
注目トピック
アブガウシュの影。 アフマド・アブガウシュは依然としてヨルダン格闘技界で最も知名度の高い選手であり、復帰出場となれば当然注目のストーリーとなるが、この段階では出場の可否は全く未確定である。
バスケットボールの躍進。 ヨルダン男子代表は、同国史上初のアジア大会バスケットボール決勝進出となった2023年の歴史的な銀メダルの上積みを狙う。これは実に野心的な16競技体制の一環である。
新種目の登場。 総合格闘技とeスポーツが初めて採用されたことで、若手有望選手や新興種目におけるヨルダンの新たな注目ストーリーが生まれている。
