カタール アジア大会2026:ハンドボール史上初の3連覇に挑む
カタール男子ハンドボール代表は、愛知・名古屋大会で前人未到のアジア大会4連覇を目指す。同大会は2030年開催国カタール自身にとっての“予行演習”という意味合いも持つ。カタール代表について、現時点で確定している情報をまとめた。
カタールのアジア大会成績
カタールのメダル獲得数は直近2大会で安定しており、いずれも15位で総メダル数もほぼ同数となっている。
| 大会 | 順位 | 金 | 銀 | 銅 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年 ジャカルタ・パレンバン | 15位 | 6 | 4 | 3 | 13 |
| 2022/23年 杭州 | 15位 | 5 | 6 | 3 | 14 |
出典:Wikipedia「Qatar at the 2018 Asian Games」「Qatar at the 2022 Asian Games」
カタールの得意競技
陸上競技は一貫してカタール最大のメダル源であり、走高跳の伝説的選手ムターズ・エッサ・バルシムの活躍とリレー種目の層の厚さにより、2018年大会だけで金メダル4個を獲得した。ハンドボールはカタールの看板団体競技で、男子代表は直近3大会連続(2014年・2018年・2022年)でアジア大会金メダルを獲得しており、アジア選手権も6大会連続優勝中である。馬術、射撃、重量挙げ、ビーチバレーボールも伝統的なメダル源として続く。
カタールの競技別代表選手団
本調査時点で、カタールはいずれの競技においても2026年大会の個別選手名を公表していない。カタールメディアの報道はこれまでのところ、グループ組み合わせや代表チームの準備状況に焦点を当てており、最終選考の発表には至っていない。これは9月開幕の大会前としては典型的なタイミングである。
組み合わせ抽選で団体出場確定、個人代表は未発表
| 競技 | 備考 |
|---|---|
| サッカー(男子U-23) | 韓国・サウジアラビアと同組(グループD)。オランダでの合宿でトレーニングを続けているが、個々の選手リストはまだ発表されていない |
| ハンドボール(男子) | グループAに組み込まれ、史上初の4連覇を目指す。個別代表選手はまだ発表されていない |
| バスケットボール(男子) | イラン・ヨルダン・チャイニーズタイペイと同組(グループB)。代表はまだ発表されていない |
報道はあるが正式発表待ち
| 競技 | 備考 |
|---|---|
| 陸上競技 | 走高跳の伝説的選手ムターズ・エッサ・バルシムは、2026年アジア大会について「自分にとって特別な大会」と述べ、5大会目の五輪出場は否定しつつ、もう一度アジア大会に出場したいとの意向を示している。ただし正式な代表入りはまだ確認されていない |
代表選手団の情報が確認できない競技
| 競技 |
|---|
| 水泳、卓球、馬術、射撃、重量挙げ、レスリング、スカッシュ、自転車競技、体操、武術、フェンシング、空手、アーチェリー |
注目トピック
ハンドボール、史上初の3連覇に続く4連覇なるか。 カタール男子代表は直近3大会連続でアジア大会金メダルを獲得し、アジア選手権も6大会連続優勝中である。4大会連続の金メダルが実現すれば、同プログラム史上の快挙となる。
サッカーは「フル代表」ではない。 カタールは現アジアカップ王者かつ2022年W杯開催国だが、アジア大会の男子サッカー競技はU-23大会であり、オーバーエイジ選手はチームにつき3名まで。アルモエズ・アリやアクラム・アフィフら看板選手の出場は見込みにくい。
ムターズ・エッサ・バルシム、有終の美となるか。 33歳のバルシムは5大会目の五輪出場を否定した一方、アジア大会にもう一度出場したいと公言している。正式に確定すれば大きな注目トピックとなる。
2030年ドーハ大会への“予行演習”。 愛知・名古屋大会の閉会式では、2030年アジア大会開催地であるドーハへの正式な引き継ぎ式が行われる予定で、今大会はカタールにとって特別な意味を持つ舞台となる。
