イエメン アジア大会2026:国際連帯基金に支えられた強化プログラム
イエメン・オリンピック委員会の年間予算は約37万ドルで、そのほぼ全てが外部からの資金援助によるもの。イエメンは2026年大会でも、いまだ史上初の金・銀メダル獲得を目指す。
イエメンのアジア大会成績
イエメンはアジア大会の歴史において銅メダル2個を獲得しており、直近では2006年ドーハ大会でのものだが、その具体的な競技・選手については独自に確認できていない。イエメンは2018年ジャカルタ・パレンバン大会(陸上競技、ボクシング、柔道、空手、テコンドー、武術、レスリングに31人が出場)、2022/23年杭州大会(武術・散打のタルワト・マヒユーブ・アリ・ナジ・アルセンディ選手がベスト16で敗退)のいずれもメダル獲得はならなかった。
| 大会 | 順位 | 金 | 銀 | 銅 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年 ジャカルタ・パレンバン | 圏外 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 2022/23年 杭州 | 圏外 | 0 | 0 | 0 | 0 |
出典:Wikipedia「Yemen at the 2018 Asian Games」「Yemen at the 2022 Asian Games」「Yemen at the Asian Games」。歴代総合43位も同出典による。
イエメンの得意競技
わずか2個という乏しいメダル獲得実績のため、イエメンが明確に得意とする競技は見当たらない。同国が継続的に選手を送り込んできたのは柔道、テコンドー、レスリング、ボクシング、陸上競技、武術である。個人としては、2度のオリンピック出場経験を持つ射撃選手ヤサミーン・アル=ライミ選手や、東京2020オリンピック出場の柔道家アハメド・アヤシュ選手が、アジア大会でのメダル実績よりも国際的な知名度で目立つ存在となっている。
イエメンの競技別代表選手団
本稿執筆時点で、2026年アジア大会に向けたイエメン・オリンピック委員会の公式代表選手団は発表されていない。
報道はあるが正式発表待ち
| 競技 | 備考 |
|---|---|
| 射撃 | 10m エアピストル種目で2度のオリンピック出場経験を持つヤサミーン・アル=ライミ選手は、イエメンの近年で最も国際的に知られる選手だが、2026年アジア大会への選出はまだ確認されていない |
| 柔道 | パリ2024オリンピック出場のヘシャム・マカブル選手は、2026年アジア大会への選出は未確認だが、有力候補と見られる |
出場確定・代表未発表
| 競技 |
|---|
| テコンドー、レスリング、ボクシング、陸上競技、武術 |
注目トピック
国際連帯基金に支えられたプログラム。 イエメン・オリンピック委員会は、続く内戦のなかでほぼ全面的にIOCの外部支援に依存して運営されており、2026年大会に向けた準備の背景には厳しい制度的現実がある。
いまだ史上初の金・銀メダルを追う。 イエメンのアジア大会メダルはこれまで2個ともに銅メダルであり、同国は史上初の金・銀メダル獲得をなおも目指している。
ヤサミーン・アル=ライミ選手の存在感。 イエメン国内で練習用弾薬を入手できないまま調整を続ける2度のオリンピック出場経験を持つ射撃選手であり、2026年大会に向けて同国で最も知名度の高い現役選手であり続けている。
